大学受験勉強というのは、“情報処理”を競うゲームでもある。持って生まれた素質や問題を解く能力以上に、たくさんの情報を集める“情報収集力”や、情報の中から必要なものとムダなものを取捨選択する“情報処理能力”が、合否を大きく左右する。その点で、学校内の“良質の情報”をすばやく察知する“アンテナ”と、情報をすみやかに入手できるような“ノート”をつくっておくことが重要だ。そのために、クラスを越えた仲間と、うまい協力関係をつくっておきたい。ひとつの科目に対して、ひとりの教師の授業に満足していては、“情報戦”の勝者にはなれない。ほかの教師がどのような授業をしているか、どのような教え方をしているかを知っておくことで、自分の教師との差もわかるし、理解の幅を広げることにもなる。特に数学や物理は、授業のうまいヘタがかなりはっきりする。自分の教師の授業がわからずに苦労しているくらいなら、ほかの教師の教え方を知ってみることで、解決の糸口が見つかることはよくある。もっとも、高校の場合、よそのクラスの授業に参加するわけにはいかない。そこで、そのクラスのヤツに授業のノートをコピーさせてもらえばいいのだ。そのノートを読んで、自分の授業よりわかりやすいと思ったら、それを使って毎日の復習をする。自分の教師のわかりにくい授業や宿題は思いきって手を抜いてもいいだろう。それで注意されても、結果は定期テストで出せばいい。この要領を使えば、より短時間で理解できるから、はるかに効率よくテスト対策ができるはずだ。