転職を決断する前に、自分の人間関係もしっかり見つめ直してみましょう。私はよく「メンター、モデラー、サポーター」という言い方をするのですが、こういう人たちが自分にとって何人いるのかを把握しておくことはとても大切です。それぞれ、どういう人のことを指しているのでしょうか。まずメンター。メンターとは、ギリシャの詩人ホメロスが書いた叙事詩『オデュッセイア』に登場する老賢人メントールの名前に由来すると言われています。要は、「助言者」や「教育者」「恩師」を意味します。あるいは、自分にチャンスをくれる年長者というイメージでとらえてもよいと思います。
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モデラーは、自分が本当に憧れている人のこと。自分の周りにいる人でも結構ですし、歴史の偉人でもいいのです。自分が憧れの気持ちを抱いている人であれば、誰でもモデラーになります。「そういう人になってみたい」という気持ちがあれば、日頃からその人に少しでも近づこうという気持ちから、モデラーの生き方をまねようと考えるでしょう。そうすると、モラルーコンパス(心の羅針盤)のようなものが生まれてきます。そして、自分自身が判断に迷ったときは、その憧れの人であれば、どういう判断を下すだろうかと考えてみるのです。